電気錠について

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オフィスなどの各種施設だけでなく、住宅の玄関でも一般的な設備になってきている便利なカギ「電気錠」
今回は、動作の仕組みによる違いや、導入場所などに合わせた機器選定などについてご紹介します。

電気錠の設置については、「第二種電気工事士」の資格を持つ電気工事もできるカギ屋ーホームサービス アオキまでお気軽にご相談ください!

種類を問わず、カギについてお悩みのお客様は、大阪市城東区のカギ屋「キーホームサービス アオキ」まで是非お気軽にご相談ください!

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そもそも「電気錠」とは?

「電気錠」とは、名前の通り施解錠に電気を利用するタイプのカギ(錠前)です。
電気的に施錠・解錠をコントロールするので、カードリーダーや顔認証システムなど、デジタルな仕組みと組み合わせることができます。

電気錠には、動作をさせる仕組みによって、いくつか種類があります。
デッドボルト(かんぬき)をモーターで出し入れする「モーター式」
電磁石の仕組みを使い、磁力で吸着してカギをかける「電磁式(電磁錠)」
内部のピンなどをソレノイドで動かす「ソレノイド式」
などあり、それぞれに特徴や、設置場所・使用状況の得手不得手があります。

それぞれに共通することは、電気で動かす仕組みのため、電源が必要なこと。
設置の際には配線工事や電気工事が必要になります。
電源からの給電で行うため、電池交換などは必要ありません。

電気工事には資格が必要になる場合があるため、ご依頼された業者によっては、カギの設置と配線工事の業者が別になり、スケジュール管理などが煩雑になることがあります。
キーホームサービス アオキは「第二種電気工事士」が所属しており、提案から電気工事を含む設置までをワンストップでご案内いたします!

電気錠の耐用年数は「7年」!

電気錠を含む錠前は、メーカーで構成されている「日本ロック工業会」により、耐用年数が設定されています。
電気錠(錠前ユニット)は「耐用年数=7年」、標準の錠前は「耐用年数=10年」です。
「まだ使えているから大丈夫…」と粘っているうちに、大きなトラブルに繋がる場合もあります。
大きなトラブルが起きてしまう前に、メンテナンスや交換をすると安心です。

建物に使用される錠の耐用年数は建物(製品)引き渡し後あるいは購入後10年(電気錠は7年)とする。

日本ロック工業会「錠の耐用年数についてのガイドライン」

「電子錠」との違いは?

電気錠と並んで名前が挙がるのが「電子錠(デジタルロック)」です。
電子錠は、電気錠と同じ意味合いで紹介されることがありますが、カギ業界では、基本的に「電池で動くカギ」を指して「電子錠」と呼んでいます。
電気的に施錠・解錠ができる点は電気錠と同じですが、電池で動くため、配線工事などが不要で製品単体で完結する場合がほとんどです。
ただし、出入りが多い扉では、電池の消耗が激しくなり、電池の交換頻度が多くなるなど、あまり適しているとは言えない選定になることもあります。
他にも、防水仕様にはなっていない機種が多く、屋外の門扉や雨が掛かりやすい玄関などには設置できません。

多くの機種が自動施錠に対応しており、暗証番号やICカードでの解錠に対応している機種があります。

また、近年増えてきている、スマホアプリなどから解錠できる「スマートロック」も電子錠にカテゴリーされるカギです。

キーホームサービス アオキでは、電子錠の設置も承っております。
お客様のイメージされている運用方法や設置する扉に合わせて、機種選定から設置まで当店でご案内いたします。

「モーター式電気錠」とは?

モーター式は、デッドボルト(かんぬき)をモーターで出し入れすることで施解錠される仕組みです。
解錠や施錠の信号を受けることで、かんぬきが動作します。
マンションのエントランスなどでよく見かける標準的な電気錠です。
レバーが付いていない機種がほとんどで、バーハンドルなどと組み合わせて使うことが多くなります。

框(かまち)という扉の縦枠に収められるような寸法の製品があり、左の画像のようなデザインのドアでも設置が可能です。

「モーター式電気錠」のメリット
  • 各種メーカーから様々なタイプの製品が出ており、選択肢が多い
  • シリンダー、サムターン(つまみ)を設置して物理的な解錠もできる
  • 組み合わせられる制御盤のラインナップが多く、システム構築の幅が広い
「モーター式電気錠」のデメリット
  • 施解錠の動作に数秒かかり、開ききる前にドアを操作してしまうことがある
  • 使用頻度が多い場合、モーターやギアの摩耗が早まりトラブルにつながる
  • 使用年数が長いと、内部のグリスが劣化し気温低下で動作が悪くなることがある
  • 停電時は直前の状態を保持し、締めっぱなしになる場合がある

「モーター式電気錠」の導入事例

  • マンションなどの共用エントランス
  • 介護施設でスタッフ専用エリアへの通用ドアなど
  • オフィスのサーバー室や資料室などの入退管理が必要なドア

「電磁式電気錠」とは?

電磁式は、電磁石の仕組みを使い、発生した磁力で吸着することでカギがかかる仕組みの電気錠です。
面で吸着して施錠するので、ズレに強く、吊下げタイプの引き戸などでも安心してお使いいただけます。
また、面付での設置になる機種がほとんどで、扉を加工があまり必要なく、今の扉にそのまま設置できます。
扉交換などが必要ないので、コストを抑えて電気錠を導入可能。

防水仕様の機種があるため、学校や保育園などの屋外門扉にも設置できます。

「電磁式電気錠」のメリット
  • 面付設置で、コストを抑えて様々な扉に導入が可能
  • 防水タイプがあり、屋外の門扉・スライド門にも設置できます
  • 豊富なラインナップがあり、様々な扉やキャビネットなどにも対応可能
「電磁式電気錠」のデメリット
  • 面付設置のため、扉周りのデザインを損なう場合がある
  • 吸着での施錠のため、製品の吸着力を超える力が掛かると解錠してしまう

「電磁式電気錠」の導入事例

  • 学校や幼稚園・保育園などの屋外門扉
  • オフィスや工場施設などの出入りの頻度が多いドア

「ソレノイド式電気錠」とは?

ソレノイド式は、電磁コイルを使い、部品を動作させることでカギをかける仕組みの電気錠です。
ソレノイドでデッドボルト(かんぬき)を直接動かす仕組みの場合もあれば、ソレノイドで動いたピンが別の機構に噛み合うことでハンドルをロックする仕組みの電気錠もあります。
ソレノイドの動作は反応が良く、施解錠の操作を行うと即座に施錠・解錠の状態が反映されます。

ソレノイド式はモーターなどを組み込まない分、小型の機種も多くキャビネットやロッカーなどに使う電気錠として選ばれることも多くあります。
また、工業用の安全機構として活用されている物もあります。

「ソレノイド式電気錠」のメリット
  • 施解錠の動作が早い
  • 小型な機種が多く、キャビネットや引き出し、ロッカーなどに設置可能
「ソレノイド式電気錠」のデメリット
  • 特殊な形になっていることが多く、扉に設置できる機種が少ない
  • 重い扉や強度が必要な場所には設置できない場合がある

「ソレノイド式電気錠」の導入事例

  • 店舗などのショーケース
  • オフィスにて重要書類が入った引き出しに
  • マンションの共用部などで自動施錠錠と組み合わせる電動ストライク錠として

利便性を高める様々な解錠方法

電気的に解錠をコントロールする電気錠では、様々なデジタル機器と組み合わせて解錠方法を組み込むことができます。

  • 暗証番号での解錠
  • ICカードやICタグでの解錠
  • 複数箇所に解錠ボタンを設置
  • インターホンからの解錠
  • 離れた場所からの解錠(リモコン)
  • 顔認証での解錠
  • 指紋での解錠

など、様々な解錠方法を選ぶことができます。
キーホームサービス アオキでは、お客様の運用イメージに合わせて、機器選定をご提案いたします。

システム提案から施工までワンストップで!

電気錠の設置には、配線工事や電気工事が伴います。
電気工事には、資格が必要です。
キーホームサービス アオキには「第二種電気工事士」が在籍!
電気工事を伴う設置工事の際も、当店のみで対応可能。
カギの取り付けやカギ屋へ…電気・配線工事は電気屋へ…というように、「手配先が分かれて管理が大変…」というようなことはありません!

また、専門的な知識でお客様のご要望・イメージを実現するためのシステム提案から、実際の機器設置まで、すべてキーホームサービス アオキにてご対応いたします。

「マンションのエントランスオートロックをリニューアルしたい」「保育園で保護者の送り迎え対応を楽にするために電気錠をつけたい」など、お気軽にご相談ください。

「電子錠」の設置についてもご相談ください!

電源工事を伴わない「電子錠(デジタルロック)」についても、お気軽にお問い合わせください。
美和ロック、GOAL、clavis、ユーシン・ショウワなど、各メーカーの製品を取り扱っております。

お気軽にお問合せください

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