戸建住宅にて、自動施錠機能がある電子錠を設置したいとのことで、美和ロックの「PIACKⅡ smart」を設置した事例をご紹介。
サッシメーカーの錠前がついており、電動サムターンタイプの電子錠をうまく動作させるため、錠前と受け金具もあわせて交換しての対応となりました。
電気錠をあとから設置しにくい場合でも、物件の状況にあわせた内容で最適なプランをご提案いたします!
お客様のご要望
お客様に設置場所や運用状況、ご要望をお伺いしたところ、上記のような話をお聞きすることができました。
キーホームサービス アオキからのご提案
お客様のご要望を受け、当店からはこのような提案を行いました。
電子錠の多くは自動施錠機能を搭載
PIACKⅡを含む電子錠の多くは扉の開閉を検知して自動施錠を行う機能を搭載しています。
ただし、機能を使うためにはオプションのドア開閉センサーを設置する必要がある機種もある為、選定の際に注意が必要です。
今回提案したPIACKⅡは、自動施錠を行うにはオプションのドア開閉センサーが必要なタイプでした。
PIACKⅡのドア開閉センサーは枠の上部に設置し、Bluetoothでの通信を行うため、ドア周りはスッキリし配線工事なども必要ありません。
暗証番号での解錠に対応している機種であれば、手ぶらで解錠可能
室外側ユニットにテンキーを搭載している機種であれば、暗証番号での解錠が可能です。
カギやICカードを持ち歩く必要がなく、ゴミ出しやコンビニなどへのちょっとした外出時に、カギを持ち出し忘れて締め出しに遭う心配がありません。
また、複数種類の暗証番号を登録できるため、入居者ごとに覚えやすい番号を設定することも可能です。
一部のICカードやリモコンのみでの解錠に対応している機種は、締め出し防止のために内側から解錠したとき(外出するとき)には自動施錠機能が制限されるような物もあります。
暗証番号対応の機種は締め出しの心配が無いため、出る時も入るときも自動施錠機能が動作する物がほとんどです。
電気錠では工事規模が大きくなりコストが高くなる
電気錠をあとから設置するには、カギを電気での動作に対応する物に交換するだけでなく、制御する装置や解錠方法としてテンキーなどを揃える必要があり、商品代が嵩みます。
また、設置工事についても電源工事が必要になる為、電子錠の設置に比べてご案内の設置工事費が高くなってしまいます。
電池稼働のタイプであれば、電源工事が不要な為、設置工事費は電気錠に比べ低コストでご案内可能。
電池の寿命に注意していただく必要がありますが、一般住宅であれば誰が交換するかで揉めることも無いでしょう。
電動サムターンタイプを設置する場合は、錠前の交換が必要
今回の物件では、サッシメーカー向けの錠前が付いていました。
更に、サムターンを45度だけ回すとドアガード(ドアの開きを制限する機構)が使える機種が使われており、この錠前には基本的に電動サムターンタイプの電子錠は設置出来ません。
モーターユニットが45度までカギを回したところで止まってしまい、エラーになる可能性がある為です。
施主様にこのような事情を説明し、切り欠き穴などの寸法が合う標準的な錠前に交換した上でPIACKⅡを設置することをご提案しました。
また、このタイプの錠前は、受け金具側も特殊な物が付いている為、標準的な錠前に交換するだけでは、受け金具と位置などが合いません。
そこで、新しい錠前の寸法に合わせ、別注の金具を制作して設置しました。
別製金具が必要な案件などでも、最適な部材を用意して施工対応いたします。
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