



今回は、古い戸建住宅に多く使われている、縁の細い引戸にクラウドサービスに対応した電子錠を設置した事例をご紹介します。
新型コロナ禍が終息して以降、民泊の需要はコロナ禍前よりも大きくなっています。
特に最近ではマンションの一室を民泊施設にするよりも、古い戸建住宅などをリフォームして1棟貸しをするような施設も増えてきているようです。
そのような場合にどうしても行き当たるのが、「引き戸に付けられる電子錠はあるか?」という問題です。
シェアスペースでの利用に特化した「リモートロックシリーズ」(構造計画研究所)の設置を希望されるオーナー様が多くなっていますが、引き戸に付けられる製品はほとんど無い状況でした。
今回の事例で選定した「WEST E06s」は縁の幅の狭い引戸にも設置が出来る、「リモートロック」サービスに対応した唯一の商品です。
古い物件や、特殊な寸法の扉に電子錠設置を検討されているお客様はお気軽にお問い合わせください。
お客様のご要望
お客様に設置場所や運用状況、ご要望をお伺いしたところ、上記のような話をお聞きすることができました。
キーホームサービス アオキからのご提案
お客様のご要望を受け、当店からはこのような提案を行いました。
縁の細い引戸に設置が出来る電子錠は選択肢が限られています

電子錠のラインナップは、押し引きして開く「開き戸」向けの商品は豊富に用意されていますが、横方向に動く「引き戸」向けとなると、途端に選択肢が減ってしまします。
これは、カギの掛かり方、構造の問題で、横方向に動く扉を施錠するには、鎌状のカンヌキなどを搭載した構造である必要があります。
開き戸向け製品のカンヌキは、基本的に「ブロック状」になっており、横向き方向の移動すると抜けてしまうので、そのままでは対応できません。
このブロック状のカンヌキを搭載している電子錠は多数発売されているのですが、鎌タイプになっている製品は非常に少ないのです。
リモートロックのサービスに対応した設置可能な製品は「1つ」

施主様は、民泊施設といて運用する物件とのことで、クラウド(ネットサービス)経由で設定変更などが可能な「リモートロック」のサービスを利用できる製品をご希望されていました。
前述のとおり、非常に選択肢の少ない中で、リモートロックのサービスにも対応している製品は1つのみということをお客様にはご説明しました。
「リモートロック9j」シリーズを構造計画研究所と共同で開発した「WEST」(ウエスト)という錠前メーカーが独自に発展版として発売した「E06s」という製品です。
この製品は、幅の狭い縁の引き戸にも設置が出来るように設計されており、9jシリーズとベースが同じなので、リモートロックのサービスにも接続することが出来ます。
画像に写っている通り、物理キーでの解錠用にシリンダーも付いていますので、万が一の対応の際にも安心です。
どのような製品を選べばいいかお困りの際には、お気軽にお問い合わせください。
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