









今回は、事務所と兼用しておられる戸建住宅にて、サッシメーカー向け電子錠システムを他社製の電子錠システムへ変更した事例をご紹介します。
ドアには電動サムターンシステムが取り付けられていましたが、年末の大掃除の際に誤って濡らしてしまい、そこから動かなくなってしまったということで、修理のご相談でご連絡いただきました。
このような機器は残念ながら「修理」での対応は難しくなっています。
修理が難しいとなると、不具合が出ている部品だけでも新品に交換して改善を試みることになるのですが、この電子錠システムはリモコン対応になっているシリンダー(鍵穴ユニット)や室内側のモーターユニットは既に廃番になっており、手に入れることが出来ない状況でした。
そこで、現地調査を行った上で、他社製の電子錠システムへ変更することをご提案しました。
ただ、今回のドアに使われている上側の錠前は「ガードアーム錠」と言って、電動サムターンタイプの電子錠やスマートロックとは非常に相性の悪いタイプの錠前が使われていました。
そこで、ほぼ無加工で交換が出来る寸法の近い錠前へ機種変更した上で、電子錠機器を取り付けしました。
また、お客様のご要望として、「建物内の一室が事務所になっている為、日中は開けっ放し、従業員が帰った後はオートロックにしたい」という物がありました。
そのご要望にもお応えできるように機器を選定して対応しました。
古くなって不具合が出てしまった戸建住宅向けの電子錠・電気錠システムについても、現行品へ変更できる方法をご提案いたします。
電子錠の交換だけでなく、サッシメーカー向け電子錠が付いているカギをスマートロックにしようと思ったが、錠前が対応しておらず上手くできなくてお困りの方などもお気軽にご相談ください。
お客様のご要望
お客様に設置場所や運用状況、ご要望をお伺いしたところ、上記のような話をお聞きすることができました。
キーホームサービスからのご提案
お客様のご要望を受け、当店からはこのような提案を行いました。
電子錠は修理出来ないので、現行品に交換することになります

今回の物件では、サッシメーカー向け電子錠システムが設置されていましたが、その中でも今となってはかなり珍しい外から赤外線リモコンで解錠出来る機能があるタイプの製品が設置されていました。
画像のように下側のシリンダーに赤外線受光部があり、室内側のユニットに配線がされています。
既に廃番になっており、珍しいこともあって、交換品も出回っていないような状況でした。
その為、不具合部分だけを交換して対応することが出来ず、システムを丸々一式新しい物に変更することをご提案しました。
上側の錠前は電動サムターンタイプの電子錠と相性が悪いので、機種変更します

上側に使われていた錠前(MIWA GAF錠)は、「ガードアーム錠」と言って、カギやツマミを45度だけ回すと受け金具側のアームと繋がってドアが少ししか開かないような状態に出来る特殊な錠前でした。
この「ツマミを45度で止めると別機能が動作する」という部分が、電動サムターンタイプ(ツマミをモーターユニットに置き換えるタイプ)の電子錠やスマートロックと非常に相性が悪く、多くの製品で「45度で止める機能がある錠までは使えません」というような注意がされています。
サッシメーカーの玄関ドアが使われている、築10年ほどの物件ではよく導入されていた錠前で、電子錠やスマートロックの導入を検討する際の大きな壁になってしまうポイントです。

そこで、当店ではガードアーム錠が使われている物件で、電動サムターンタイプの電子錠を導入する場合、ほぼ無加工で交換できる標準的な動作の錠前に機種変更した上で、電子錠の導入を行うご提案をしています。
ただ、そのままでは受け金具が合わない為、当店で設計した別注製作した受け金具への交換も併せて行っています。
万が一、元の状態に戻すことがあっても対応が可能なように、ネジ穴の位置などを可能な限り揃え、穴の追加を行う部分についても、元の機器で隠れる位置に来るように調整するなどの工夫をしています。
この錠前変更については、今回提案したEPICに限らず、美和ロックの電子錠シリーズを導入する際にも有効です。
詳しくはお気軽にお問い合わせください。
シリンダーも上下同じカギで開けられるようにしたまま、電子錠に組み込める形の物に変更します

元々付いていたシリンダーは楕円形になっている為、電子錠のシリンダー残しオプションプレートの中に納めることが出来ません。
そこで、穴隠しプレートなどを活用しながら、標準的な形のシリンダーへ変更を行っています。
2個のシリンダーを同一キーで施解錠出来るように新しいシリンダーを用意していますので、非常解錠キーとして物理キーを使う場合でも、上下のシリンダーを1本のカギで操作することが可能です。
「連続解錠」にも対応した電子錠を選定します

今回選定した「EPIC ZEUS 11J」には、外部入力端子があり、信号の入力がある間は解錠状態を維持する機能があります。
この機能を活用し、リビングの制御器を撤去して設置したスイッチをオンにすることで、その間は連続解錠状態になるような仕組みを構築しました。
リビングと玄関ドアの間の配線については、元々の電子錠システムの通信に使われていた配線をそのまま活用しています。
また、この連続解錠機能を活用する場合は、電池駆動ではなく外部電源駆動にすることがメーカーから推奨されていますので、同じように既設配線を活用して外部電源仕様として設置しています。
今回の事例では、このオンオフについては、従業員様の手動操作で行うということで一般的なスイッチを使ってシンプルに構築しましたが、例えばスイッチの代わりにタイマーを接続すれば、手動で切り替える必要が無く、連続解錠をスケジュール管理にすることも可能です。






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