病院・介護施設の設備責任者様へのご提案

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ますます高齢化社会が進む中で、利用者が増えているのが、高齢者住宅などを含む福祉・介護施設です。
その施設において、一番多くご相談を頂くのは「徘徊や無断退出を防ぐ方法は無いか?」という内容です。
施設スタッフが気付かないうちに利用者が外出してしまうと、その先で犯罪や事故に巻き込まれてしまうこともあり、施設側が大きな責任を負うトラブルに繋がるリスクがあります。

また、入院設備があるような病院も同様で、患者の方の状態によっては無断離院によって、トラブルに巻き込まれるケースもあります。

そのようなトラブルのリスクを回避するために、外へつながるドアなどに対策を行うことが、手軽な対応方法になりますが、方法を誤ると消防点検に通らなくなるなど、別のトラブルに繋がる場合もあります。

今回の記事では、そのような懸念点なども紹介しながら、「錠前取扱業者」としての対策をご紹介します。

種類を問わず、カギについてお悩みのお客様は、大阪市城東区のカギ屋「キーホームサービス アオキ」まで是非お気軽にご相談ください!

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「両面シリンダー」はOK?

無断退出防止を考える際に、一番最初に思い浮かぶのが「室外側・室内側ともにシリンダー(カギ穴)にすればいいのでは?」ということです。
室内側が通常のサムターン(つまみ)になっていることで、簡単にカギを開けられるわけなので、内側もカギにしてしまえば勝手に出られないだろう、という発想です。
一見、一番わかりやすい解決策に思えますが、これには大きな落とし穴があります。

両面シリンダーにしてしまうと、消防点検に合格できなくなるリスクが発生するのです。
これは、火事などの非常時に居住者がカギの所在がわからないと、閉じ込めになってしまい、脱出の妨げになるからです。(要約)
結論として、両面シリンダーは基本的にNGということになります。
(消防点検の無い一般住宅では両面シリンダー仕様にできますが、閉じ込めのリスクは変わらない為オススメできません)

「両面シリンダー」がダメならどうすればいい?

両面シリンダー仕様がNGなのであれば、どうすればいいのでしょうか?

それは、「カギではなく、暗証番号錠にする」ことです。
物理的なカギは手元に無いければ解錠出来ませんが、暗証番号は非常時には口頭で伝えることで解錠することが出来る為、閉じ込めに繋がることはない、との判断がされる場合がほとんどです。(要約)

つまり、キーレックスなどの番号錠や、電気錠とテンキーを組み合わせたシステムを導入することで、無断退出を防ぎつつ消防点検にも対応することが可能です。

運用イメージに合わせて、片面テンキー仕様・両面テンキー仕様を使い分けることも可能です。

その他にも、手動施錠の製品を選ぶと、カギのかけ忘れが起きるとせっかくの対策も意味が無くなってしまいます。
このような場所には自動施錠機能が付いている製品を選ぶと安心です。

KSS(キーレックスサービスショップ)特約店電気工事も出来る当店にお気軽にご相談ください。

ここには「両面テンキー仕様」?それとも「片面テンキー仕様」?

無断退出を防ぎたいドアは、すべて両面テンキー仕様にすればいいか?というと、必ずしもそうではない場合もあります。

両面テンキー仕様にするということは、キーレックスの場合も、電気錠システムの場合も、テンキーユニットが裏表2つ分になるということで、その分製品価格が高くなります。
設置する場所や運用イメージに合わせて、製品を選定することで不必要にコストアップすることを避けることが可能です。

「両面テンキー仕様」が適している場合

それでは、「両面テンキー仕様」はどのような場所に適しているのでしょうか?

それは、「関係者以外の入室を避けたい場所」「入室権限を切り分けたい場所」への入り口です。

施設への出入り口などの「外部に接している扉」については、施設利用者以外の第三者の侵入も防ぐ必要がある為、退出だけでなく入場についてもセキュリティが必要になります。
メインエントランスには電気錠システムが入っているのに、勝手口は未対策というような場合に最適です。

キーレックスの両面テンキー仕様

キーレックスには、画像のような「両面ボタン仕様」が多くの機種に用意されています。

入室・退室ともに暗証番号が必要になる為、暗証番号を知らないと通過することが出来ません。
また、暗証番号は室外側・室内側を別々に設定することが出来ますので、運用方法に応じて柔軟に設定可能です。

非常解錠キーを搭載することも出来ますので、各機器の暗証番号が不明の場合でも解錠可能です。
この非常解錠キーには、長沢製作所製のシリンダーのほか、美和ロックやGOAL、Clavisのシリンダーを組み込み可能な機種もあります。
物件のマスターキーシステムに適合したシリンダーを付ければ、カギの管理に大きな変更は不要です。

電気錠システムの両面テンキー仕様

電気錠システムを設置する場合、電気錠本体を含めシステム運用に必要な機器を選定していく事になりますが、その際に入室側・退室側ともにテンキーユニットを選択することも可能です。

多くの場合で、それぞれのユニットごとに暗証番号の設定が可能ですので、スタッフエリア側は他の場所と共通で利用者側はバラバラ、といったような運用もできます。

また、電気錠システムに組み込むテンキーユニットはICカードの認証も可能な製品が多くあります。
ICカードでも解錠出来る場合は、通行頻度の多いスタッフはICカードをかざして解錠するようにすれば、利便性向上にも繋がります。

「片面テンキー仕様」が適している場合

「片面テンキー仕様」が適している場所は、施設内などのドアで利用者の無断退出のみに対応出来ればいいようなドアです。

例えば、「スタッフルームなどへの入口」や、「階段室のドア」などです。
「スタッフのみのエリア→施設利用者も居るエリア」という通過の場合、いちいち解錠操作が必要だと不便なばかりか、トラブル対応などで一刻を争う際に活動の妨げになることも考えられます。
ただし、「施設利用者も居るエリア→スタッフのみのエリア」については、簡単に通過されてしまうと困ります。
特に「階段室のドア」については、施設設計時に盲点になることが多く、後からの設置相談が多いスポットです。
階段へ出ることが出来ると、そこから通用口やスタッフが少ないエリアへ簡単に行けてしまう場合もあり、そのまま無断退出に繋がってしまいます。

階段室のドアへキーレックスを設置した事例などもありますので、お気軽にご相談ください。

扉の利便性向上の取り組み

「握り玉」・「ドアノブ」と言われる握って回すタイプの錠前は、握力や筋力の弱い高齢の方や小さなお子様には扱いにくいことが多くあります。

他にも、新型コロナウイルスが猛威を振るっていた時期は、出来るだけ物を触る機会を減らす対策を行うシーンが多く見られました。

ノブタイプの錠前からレバータイプの錠前へ変更することで、操作性が向上し、ご高齢の方でも容易に操作が可能になります。
また、レバータイプは、押し下げることで操作を行う為、ドアノブのように手で直接握らなくても、肘などで押し下げることでの操作も可能です。

錠前の変更以外にも、ドアクローザーの設置・修繕を行うことでも扉周りの利便性を向上することは可能です。

自分の力で引かないと閉まらない扉も、ドアクローザーを設置することで、扉を離すと自動的に閉まるようにすることが出来ます。

室内扉用の製品や、引き戸用の製品もありますので、設置したい扉に合わせたご提案が可能です。

カギ工事以外にも、扉周りの工事対応が可能ですので、お気軽に当店までご相談ください。

お気軽にお問合せください

種類を問わず、カギについてお悩みのお客様は、大阪市城東区のカギ屋「キーホームサービス アオキ」まで是非お気軽にご相談ください!

「LINE公式アカウント」からは、画像の送信なども含め簡単にお問合せ可能です。

電話やメールでもお問合せいただけます。

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