【事例紹介】寺院 多目的スペース入口 引戸用電磁錠の設置

電気錠や電子錠の多くは自動施錠（オートロック）機能に対応しています。
特に、電気錠の場合は制御する機器などの構成によって、様々な運用イメージに対応することが可能です。

扉の構造などにもよりますが、電源供給が止まっていても確実に自動施錠する製品などが設置できる場合もあります。

詳しくはお気軽にご相談ください。

電気錠などの多くは、押し引きして開く「開き戸」向けに設計されています。
この事例のように引戸に設置出来る電気錠や電子錠には限りがあります。

更に、今回は職人さんが作成した引戸に設置を行うということで、デザインを損なわない方法で設置出来る電気錠となると、さらに選択肢が少なくなります。

今回の事例では、扉枠に本体を埋め込んで設置が可能な製品を選定しました。
建具職人さんへ事前に寸法図などの資料をお渡ししていましたので、ピッタリ嵌め込むことが出来るように加工をしておいてもらうことが出来ました。

この様に、施主様が手配している他の職人さんたちと連携を取らないといけない場合も、お気軽にご相談ください。

今回の物件では、ICカード・ICタグに対応したリーダーを内蔵しているテンキーを設置しました。
施設の利用資格を持っている方にICタグを渡すことで、関係者以外が入室出来ないようにすることが可能です。

暗証番号を伝える方法だと、勝手に広まってしまうリスクがあったり、セキュリティ対策として定期的に変更する手間があったりしますが、簡単に複製が出来ないICタグやICカードを渡すことで、そういったトラブルを減らすことが出来ます。

学生寮や社員寮など、関係者以外が入り浸っては困るような施設では有効な対策になります。
関係者が退会したり、退職、退寮した際には、ICカードなどの登録情報を削除するか、カードそのものを回収することで、以降の無断入室を防ぐことも出来ます。

関係者以外の無断入室などでお困りの施設担当の方がいらっしゃれば、お気軽にご相談ください。

施主様のご希望には「催しごとを行っているときは、扉を閉めても施錠されないようにしたい」という内容がありました。
こちらには、「連続解錠機能」という開けっ放し機能を搭載している制御盤を使用することでお応えいたしました。

連続解錠機能は多くの電気錠用制御盤に搭載されている機能です。
ただし、製品によって、機能のオン/オフの方法に違いがある場合もあります。
盤面での操作が必要な場合は、制御盤は操作可能な場所に設置する必要がありますが、切り替え用のスイッチを接続できる場合は、目立つ制御盤は天井裏へ隠ぺいしてしまう対応なども可能です。

また、外部入力によって連続解錠機能を管理できる製品の場合は、タイマースイッチと組み合わせることで、開けっ放しの時間と都度自動施錠される時間を自動的に切り替えることも可能です。

お客様の想定されている運用イメージに沿った機器構成をご提案いたしますので、お気軽にお問い合わせください。