



今回は、少し古い戸建て住宅によく採用されている「サムラッチ錠」(装飾錠)という親指でトリガーを押して操作をする錠前の調子が悪くなり、このタイミングで利便性向上の為にも標準的なレバー錠への交換工事を行った事例を紹介します。
最近の戸建物件で主流になっている、縦長のハンドルを押し引きするタイプの「プッシュプル錠」という製品より前に、戸建てで多く採用されていたのが今回の「サムラッチ錠」や「装飾錠」と呼ばれるタイプの錠前です。
サムラッチ錠は、名前の通り「サム=親指」で「ラッチ」(錠前の仮掛かり機構=三角形のトリガー状の部品)を引っ込める操作をする錠前です。
このタイプの錠前が主流だったころは、多くのメーカーが様々なデザインや寸法で商品展開を行っていましたが、今はほとんどが廃番になってしまっています。
現在も美和ロックなどが万能交換タイプを補修用に販売していますが、他のメーカー製品から置き換える場合は加工作業が必要な場合もあり、なかなか気軽にご提案出来る状況ではありません。
また、サムラッチ錠は、ハンドルを握って親指でトリガーを操作する為、握力が衰えてきた高齢の方には操作が難しい場合があります。
それ以外にも、比較的華奢な機構であるトリガー部分を頻繁に操作するので、内部のバネが折れたりトリガー自体が破損してしまうようなトラブルも起こってしまいます。
このようなトラブルを避けるためにも、修理・交換が必要になったタイミングで、ご高齢の方や小さなお子様でも操作しやすいレバー錠へ機種変更を行うこともオススメです。
当店では、構造が違う錠前への変更工事についても対応可能ですので、お気軽にご相談ください。
お客様のご要望
お客様に設置場所や運用状況、ご要望をお伺いしたところ、上記のような話をお聞きすることができました。
キーホームサービスからのご提案
お客様のご要望を受け、当店からはこのような提案を行いました。
サムラッチ錠は多くが廃番の為、実は交換のハードルが高い

冒頭でも触れてきた通り、サムラッチ錠は多くのメーカーが廃番にしており、同じ商品で交換したりすることが難しくなってきています。
残念ながら「後継品番が発売されていてそちらに変更可能!」ということもありません。
美和ロックが万能交換タイプを継続して販売していますが、すべてのメーカーのすべての錠前に対応できるわけではなく、穴の拡張などの加工を行って設置することになる場合が多くなります。
加工を伴う交換工事を行ってまで、利便性が高いわけではないサムラッチ錠を使い続ける必要がどれほどあるのか、ということをお客様と相談させていただきました。
もちろん、サムラッチ錠をやめるということは、外観の雰囲気が変わることになりますので、利便性よりもデザイン面や使い慣れた操作方法で引き続き使いたい、というご要望をお考えのお客様もいらっしゃいます。
当店では、お客様のご希望を最優先としながら、最適なプランをご提案出来るように心掛けております。
一般的なレバー錠への変更も可能

利便性の向上もお考えということで、既設のサムラッチ錠の寸法などをきちんと計測した上で、どのような部材を用意し加工を行えばいいかを事前に検討し、お客様にはレバー錠にも変更可能であることをご提案いたしました。
元々のサムラッチ錠用に開いている穴を隠すために化粧プレートをご用意しましたが、今回はお客様と相談した上で、ステンレスヘアラインのままではなく、ブロンズ系の色で塗装を行って設置いたしました。
レバーやシリンダーについてもブロンズでご用意しています。
(色をドアと完全に一致させることが非常に難しいことについては事前にご了承いただきました)
レバー錠はサムラッチ錠やノブ錠に比べて操作に力が要らないので、ご高齢の方や小さなお子様でも比較的簡単に操作することが出来ます。
また、シリンダーについても現行クオリティの製品をご提案しましたので、引き続き安心してお使いいただく事が出来ます。








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